Python.use(better)《余録》学習を始める前に
《余録》学習を始める前に
学習を始める前に
すべての記事はどれも未完です。
というのも、そもそもの切っ掛けは、受講者へのアフターケアでした。
セミナー受講後に、補足情報を提供する場として設けたサイトのために、
新たな課題の作成に記事の改訂が追い付かず、永遠に未完になることでしょう。
■ プログラム(算譜)からプログラミング(作譜)へ
オンサイトセミナー用に作成した課題を中心に、その解説を載せています。
題材として課題となるプログラム(算譜)を取り扱っていますが、
段階的に課題を完成させていく、プログラミング(作譜)が中心になります。
ところで、完成されたプログラムに関する紹介記事は多数ありますが、
その完成に至るまでのプロセスについて触れてある記事は意外と少なく、
すでに刊行済みの書籍も含めて、プログラミング過程に重点を置いています。
Javaデザインパターンへの誘い―〈脱〉初級プログラミング宣言
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JavaプログラマのためのUML活用ガイド―例題に学ぶオブジェクト指向プログラミング設計
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Java統合開発環境で学ぶUML実践ガイド―日本語シナリオによるアプリケーション開発の世界
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記事の内容については、セミナー受講後に補足情報を提供するという性質から、
すでに解説した部分を割愛しているため、舌足らずの表現になるのは否めません。
また、Python 公式サイト の情報を閲覧できる学習環境を想定していますが、
説明に必要な最低限の情報として、少なからず重複する内容が含まれています。
の傘下に、オンサイトセミナーごとの課題を取りまとめています。
Python によるオブジェクト指向プログラミング〔OOP〕に特化した内容を中心に、
Java プログラマーへの導入として Jython/Swing を、
C# プログラマーへの導入として IronPython/WPF を扱っています。
■ 王道はありませんが、その近道なら示せます
オブジェクト指向プログラミングを習得するのにも「王道」はありません。
そのため、どこから始められてもかまいません。
興味を惹かれる部分から始められて、メールによる質疑応答を繰り返し、
理解の前提となる情報や、次に取り組むとよい課題を提示しています。
構造化プログラミング〔SP〕に関しては、その理解を前提としています。
伝統的な if 文/for 文/配列を使わず、段階的にプログラムを進化させながら、
OOP への扉を開くところから始めています。
さて、私自身は「プログラミング言語C」を通してプログラミングを学びました。
その学習で得た教訓のひとつは、プログラミング言語を学ぶ手本は、
その「プログラミング言語自身にある」ということです。
C言語抜きには語れない UNIX に組み込みのツールやライブラリー自身を、
作成する過程を通して、C言語自身の理解を深めていくという学習法です。
そこで、Python の組み込み型を課題の中心に据えて、
それと同等の機能を持つクラス群を作成する過程を通して、
Python プログラミングを習得するというスタイルを踏襲しています。
オンサイトセミナーでは、受講者が持ち寄ったテキストを参考に、
公式サイトの情報を補足する課題演習が中心になっています。
毎回、大まかなテーマは決まっていますが、
具体的にどの課題に取り組むかは、受講者の選択次第です。
課題の理解度をもとに、その日の達成目標も個別に設定されます。
■ 初心者のみなさんだからこそお願いできること
さて、私たちスタッフ(タマゴ倶楽部)は、
理解が進むにつれて、分からなくなっていくことがあります。
それは、自分たちは「何が分からなかった」を忘れてしまっていることです。
課題を作成する立場からは自明でも、受講者には不明な箇所があるものです。
ですから、初心者のみなさんからのコメントは、課題を作成するときに貴重です。