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Episode#05

Map の効能 -- 配列と別れる５０の方法


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■ Map の導入

Java は、言語に組み込みの連想配列を持たないので、インターフェース java.util.Map に準拠するクラスライブラリーを利用します。

// Java -- Map
class Histogram2 extends Histogram ...
  Map map = new HashMap();

  int value(String key) { return map.get(key); }

インターフェース java.util.Map に準拠するクラス HashMap を利用して、予約語 String をキー、度数 Integer を値とする、写像 map を用意します。

ある予約語の度数を得るには、

  int value(String key) { return map.get(key); }

メソッド value を利用して、予約語をキー key に指定すると、その度数が得られます。このとき、既存のメソッド get を再利用できます。共通のインターフェースに準拠するクラスを利用すると「データ構造に依存しない抽象表現」が可能になるので、コードが簡潔で見通しも良くなります。

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