Python 弾丸ツアー /Java: JavaBeans 準拠 ... step 2: クラスを定義する
Python.use(better); Python 弾丸ツアー /Java: JFC/Swing 編
>>> JavaBeans 準拠
step 2: ボタンを利用する
《Python3.1｜Jython2.5｜IronPython2.6》
《著》小粒ちゃん@湘南組《監修》小泉ひよ子とタマゴ倶楽部
第０版♪2001/03/02 ● 第１版♪2003/05/23 ● 第４版♪2010/03/08
step 2: クラスを定義する
■ クラスを定義する
￣Java では、クラスを定義するときに、
public class Tips extends JPanel implements ActionListener {
親クラスを継承する extends と、インターフェースを実現する implements との違いを、区別する必要があります。Jython では、
class Tips(JPanel, ActionListener):
これらの違いを区別する必要がありません。このとき、extends および implements は不要です。
■ イベントリスナーを登録する
￣Java では、リスナーを登録するときに、メソッド addActionListener を利用します。Jython でも、
## ---------------------------------------- step 0
from java.awt.event import ActionListener
class Tips(JPanel, ActionListener):
def __init__(self, *args, **keys):
...
button.addActionListener(self)
def actionPerformed(self, e): # ActionListener
のように記述できますが、便利な代用表現を利用すると、
## ---------------------------------------- step 1
class Tips(JPanel):
def __init__(self, *args, **keys):
...
button.actionPerformed = self.actionPerformed
def actionPerformed(self, e): # ActionListener
インスタンス属性 actionPerformed を介して、呼び出し可能オブジェクトを管理できます。メソッドも呼び出し可能オブジェクトなので、ここに self.actionPerformed を登録できます。すると、イベントに呼応して、メソッド actionPerformed の本体に記述したコードの断片が実行されます。
■ getter
￣インスタンス属性を参照するのに、getter を利用します。たとえば、インスタンス属性 source を参照するときには、get の後に属性の名前を続けた、メソッド getSource が存在するものとします。このとき、get に続く最初の文字は大文字になります。すると、Java では、
public void actionPerformed(ActionEvent e) {
JButton comp = (JButton)e.getSource();
のようになりますが、Jython では、
def actionPerformed(self, e): # ActionListener
comp = e.getSource()
のようにして、イベントが発生したコンポーネントを参照できます。さらに、Jython では、
def actionPerformed(self, e): # ActionListener
comp = e.source
のようにして「インスタンス属性 source の値を参照している」かのような表現が可能になります。
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