メソッド：dict.values

メソッド values は、写像における値域〔range〕に相当します。

>>> help(dict.values)

Help on method_descriptor:
values(...)

    D.values() -> list of D's values

これを見て「値」要素を列挙したリストが得られるのが分かります。実際に、その動作を確認してみましょう。

>>> ex

{'A': 1, 'C': 3, 'B': 2}

>>> ex.values()

[1, 3, 2]

ここでは、値要素となる整数を列挙したリストが得られます。ただし、値要素は順不同となります。

>>> ex["C"] = 1

>>> ex

{'A': 1, 'C': 1, 'B': 2}

>>> ex.values()

[1, 1, 2]

また、メソッド keys と違って、その値要素は重複します。ここでは、異なるキー要素に対して、同じ値要素 1 が対応します。