事例:dict.fromkeys を使って


>>> ex
{'A': 1, 'C': 3, 'B': 2}
>>> ex.fromkeys(["A","B","D"], 0)
{'A': 0, 'B': 0, 'D': 0}

第1引数に指定したリスト(シーケンス)の各要素と同じ「キー」を持つ、新たな辞書が得られます。第2引数を指定すると、それが値の規定値になります。同じことは、次のように、


>>> ex
{'A': 1, 'C': 3, 'B': 2}
>>> ex.fromkeys("ABD", 0)
{'A': 0, 'B': 0, 'D': 0}

文字列でも表現できます(ただし、この方法は、キーが文字列のときだけ通用します)。指定した文字列 "ABD" の各要素と同じキーを持つ、新たな辞書が得られます。


>>> ex
{'A': 1, 'C': 3, 'B': 2}
>>> ex.fromkeys("ABD")
{'A': None, 'B': None, 'D': None}

第2引数を省略すると、すべての値は None になります。つまり、第2引数に None を指定したのと、同じ結果になります。