Python.use(better,Tkinter)《58》事例:クイックリファレンスツール(1)
|記事一覧|《こちらに移動中です》2007年4月25日 (水)
Python.use(better, Tkinter)
《余録》事例:クイックリファレンスツール(1)《Python3.1》
《58》事例:クイックリファレンスツール(1)★★
これまで、Text 部品の機能の一部を、コードの断片とともに紹介してきました。しかし、これらは「例題のための例題」にすぎません。そこで、利用者に小さな価値を提供する事例として「クイックリファレンスツール」を紹介します。
この簡単なアプリケーションを作成することで、Text 部品に関する理解度を確認します。ただし、実際の開発ではアプリケーションを作成することが「目的」となりますが、ここでは学習の理解度を確認するための「手段」に位置づけています。
《Note》ここで紹介する内容は、アプリケーションを作成するための「最適な」アプローチを示すものではありません。
■ 頭文字を選択する
上段のテキスト領域には、検索の対象となるキーワードなどが表示されています。先頭行には、キーワードの頭文字が「水色」のテキストで表示されています。任意の文字を選択すると、上段のテキスト領域には、その項目までスクロールした内容が表示されます。たとえば、頭文字 'Y' を選択すると、その頭文字で始まる先頭の項目 'yview' を含む行が、テキスト領域の中央までスクロールした状態で表示されます。
■ 項目を選択する
上段のテキスト領域には、検索の対象となるキーワードが「黄色」のテキストで表示されています。任意の項目を選択すると、下段のテキスト領域には、その項目までスクロールした内容が表示されます。たとえば、項目 'yview' を選択すると、その項目に関するヘルプ情報の先頭行 '| yview(...' が、テキスト領域の中央までスクロールした状態で表示されます。また、上段のテキスト領域には、末尾行に矢印ボタン「↑」が表示されています。そこで、このボタンを選択すると、先頭行までスクロールして、頭文字の一覧を表示します。
《Tips》ここで紹介したツール「クイックリファレンス」は、Python の学習を支援するための便宜的な機能を提供します。このツールは、組み込み関数 dir/help によって得られる情報を、部品を操作するだけで簡単に閲覧できるようにしたのものです。つまり、それ以上でも、それ以下のものでもありません。