Oh 脳《149》あの頃のまま, 1979
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あの頃のまま, 1979
あの頃のまま, 1979
去りゆく若い時間をひとり止めしているようで
うらやましいやつだよとはじめて笑ってくれた
筆が乗っていると、溢れ出す言葉に指の動きが追い付かず、
今書き留めないと、忘れてしまいそうで…
(実際には筆や鉛筆ではなく、キーボードを叩く指先の動きですが)
筆が止まると、天から言葉が降って来るまで、ネタの収集に奔走します。
久しぶりに、amazon の TOP100(ブログラミング部門)を覗くと、
際物が多い中で、K&R や「プログラミング作法」の健在に安堵しつつ、
いくつか気になるタイトルの著書が目に留まりました。
- 作者: 坂井弘亮
- 出版社/メーカー: 翔泳社
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拾い読みしただけですが、自分と同じ論調には思わずほくそ笑み、
あの当時の記憶が蘇ってきます。
「情報隠蔽」と「カプセル化」の違いも明確に述べられ、
セミナーでは反面教師として紹介した
「初めてのPython」「みんなのPython」の著者にも、ぜひ読んで欲しい内容です。
を作成した切っ掛けは、C++ に募るストレス解消でした。
OOP の三本柱(データ抽象、継承、ポリモフィズム)を支援しつつ、
クラスも実体を伴う first-class object として実現したものです。
Smalltalk から C++ に降りて来ると、クラスはただの型紙でしかなく閉口します。
もっとも、その当時は first-class object という言葉はなく、
なぜなら「すべてがオブジェクト」なので、あえて言及する必要がないからです。
何かのインタビュー記事で、Ruby の最新仕様を熱く語っていましたが、
それって Smalltalk では、四半世紀も前に実現されているんですけど…
1980年代にタイムスリップしたかと、まるでデジャビューを見る思いがしたものです。
... zap ...
懐かしい曲とともに、あの頃の光景が蘇ってきます。
湘南と言えば「ブレッド&バター」が過りますが、
若いスタッフにとっては「サザンオールスターズ」であり、
そんな世代間ギャップを楽しむ、今日この頃です。
《余録》
- 作者: 柴田淳
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初心者によくある「カプセル化」の概念と「情報隠蔽」の混同について、著者も同じ徹を踏んでいるようです。◆ 公式マニュアルの記述を転記するくらいなら、他にも紹介すべき内容があったのではないでしょうか。
- 作者: Mark Lutz,夏目大
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初心者によくある「カプセル化」の概念と「情報隠蔽」の混同について、著者も同じ徹を踏んでいるようです。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □