Python.use(better) #Calculator: step01a -- テストケース
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step01: テストケース
課題を作成する過程を通して「プログラミング」の理解を深めます。
※ Smalltalk-80 で作成した例題を、Python3.1 で再構成しました。
- Smalltalk a la carte #02, 電卓(デスクトップ), 1988, 1992, 1995.
事例:加算を実行する
実際にキーを操作(入力)して、表示(出力)を確認する前に、モデルの動作を確認します。
特定の GUI コンポーネントに依存しない、独立したモデルを構築することに意義があります。
■ テストケース
具体的なテストケースとして、次に示すキー
- 数字「3」
- 演算「+」
だけで、どのような計算ができるかを考察します。
■ 電卓
まず、電卓を用意します。
>>> cal = Calculator()
- 変数 cal は、電卓 Calculator を保持します。
■ 操作キー
次に、操作キーを用意します。
>>> n3 = NumKey(cal, "3"); n3 NumKey('3') >>> add = OpKey (cal, "+"); add OpKey('+')
- 変数 n3 は、数字キー NumKey を保持します。
- 変数 add は、演算キー OpKey を保持します。
■ 演算
>>> n3() 3
数字キー n3 を操作すると、文字列 3 が表示されます。
>>> n3() 33
続けて、数字キー n3 を操作すると、文字列 33 が表示されます。
>>> add() 33
演算キー add を操作しても、何も変化しません。文字列 33 が表示されたままです。
>>> n3() 3
数字キー n3 を操作すると、文字列 3 だけが表示されます。これは、新たに入力した数字を表示したもので、すでに入力した結果(ここでは文字列 33)は消去されます。
>>> add() 36
演算キー add を操作すると、文字列 36 が表示されます。これは、33+3 を計算した結果を表示したもので、すでに入力した結果(文字列 3)は消去されます。
>>> n3() 3
数字キー n3 を操作すると、文字列 3 だけが表示されます。これは、新たに入力した数字を表示したもので、すでに計算した結果(文字列 36)は消去されます。
>>> add() 39
演算キー add を操作すると、文字列 39 が表示されます。これは、36+3 を計算した結果を表示したもので、すでに入力した結果(文字列 3)は消去されます。
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