Python.use(better) #Calculator: step02a -- テストケース

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step02a: テストケース

《著》森こねこ、小粒ちゃん+∞《監修》小泉ひよ子とタマゴ倶楽部
第0版♪2001/03/02 ● 第1版♪2003/05/25 ● 第2版♪2004/06/01 ● 第3版♪2009/02/28

課題を作成する過程を通して「プログラミング」の理解を深めます。
Smalltalk-80 で作成した例題を、Python3.1 で再構成しました。

  • Smalltalk a la carte #02, 電卓(デスクトップ), 1988, 1992, 1995.

事例:消去を実行する

実際にキーを操作(入力)して、表示(出力)を確認する前に、モデルの動作を確認します。

特定の GUI コンポーネントに依存しない、独立したモデルを構築することに意義があります。

■ テストケース

具体的なテストケースとして、次に示すキー

  • 数字「3」
  • 演算「+」
  • 消去「C」

だけで、どのような計算ができるかを考察します。

■ 消去キー
    >>> cal = Calculator()
    >>> add = OpKey (cal, "+"); add
    OpKey('+')
    >>> n3  = NumKey(cal, "3"); n3
    NumKey('3')

ここまでは、前ステップと同じです。そこで次に、消去キーを用意します。

    >>> clr = ClrKey(cal, "C"); clr
    ClrKey('C')
  • 変数 clr は、消去キー ClrKey を保持します。
■ 演算
    >>> n3()
    3
    >>> n3()
    33
    >>> add()
    33
    >>> n3()
    3
    >>> add()
    36
    >>> n3()
    3
    >>> add()
    39

ここまでは、前ステップと同じです。そこで次に、消去キーを用意します。

    >>> clr()
    0

消去キー clr を操作すると、文字列 0 が表示されます。これは、すでに計算した結果(文字列 39)を消去したからです。

    >>> n3()
    3
    >>> add()
    3
    >>> n3()
    3
    >>> add()
    6

演算キー add を操作すると、文字列 6 が表示されます。これは、3+3 を計算した結果を表示したもので、すでに入力した結果(文字列 3)は消去されます。

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Last updated♪2010/02/10